2012年9月1日土曜日

最初の印象

乗り換えてから15kmしか走ってませんが、おぼえがき的にその時の印象というか感想を記しておきます。

【ポジション】
上半身は軽い前傾。でも少し窮屈に感じます。
これはハンドル幅が狭いこともあるでしょうが、ステップが前にあるため、着座位置が理想的な位置より数センチ前になっているためだと思われます。
ステップを8~10cm程度後退させればこの違和感はなくなると思います。
(V7 Racerに試乗した時はこの違和感はなかった)

また、Fブレーキレバー、クラッチレバーとも若干近めです。ノーマルでは調整機能が付いていないため、これに慣れるか、調整機能の付いたレバーに交換するかの2択です。
ACCOSSATO製 トマゼリ対応ブレーキレバー Type-B(品番:400-3149.52L)、及びトマゼリ対応クラッチレバー Type-B(品番:400-3050.52L)が取り付けられるそうです。価格は共に5,250円。ちょっと高いなぁと言うのが正直なところですσ(^_^;)


【エンジン】
エンジン始動性はそれほど良くありません。
これはバッテリーのスペックがそれほど良くないことに起因してるのではないかと思います。
この時期にチョークレバーを引くことになるとは思いませんでした。
(チョークと言っても空気を絞っているのではなく、アイドリングを上げてるだけですが、、、)
今時、インジェクションでオートチョークではないことに暫し驚かされました。
これを解決するにはバッテリーを交換するのが手っ取り早いかもしれません。

こちらの記事によるとバッテリー交換の効果は絶大なようです。
SHORAIのHPによるとV7互換バッテリーはLFX14L5-BS12ですが、でも記事ではLFX14L2-BS12を使用しているようです。
一方、MotoGuzziディーラーのカネバンの通販ページによるとLFX18A1-BS12になってます。
一体全体どれが正しいのやら。まずはV7の積載バッテリーが何なのかを確認した方がよさそうです。

【2012/09/03 21:54追記】
こちらの掲示板(SHORAIバッテリー ムクのパパ 2012年7月15日(日) 16:29)によるとSHORAIが提示ししていた最初の適応品はLFX14L2-BS12で、後にLFX14L5-BS12へと変更されたようです。この2つ、中身は同じらしいのですがサイズがかなり異なります。前者の方が圧倒的に小さい。収納スペースが殆どないV7ですから、小さなバッテリーの方が収納スペースも稼げて良いのではないかと思います。
【追記終了】

新車なので慣らしが必要です。
ディーラーでは「3,500回転程度に抑えてください」と言われましたが、3,000回転も回していれば車の流れに充分乗れます。
また、低回転域のトルクが思った以上にあるため、スタート時も特に問題ありません。
むしろGT1000の方がスタートに気を使いました。
3,000回転までしか使ってませんので、このエンジンがどのようなテイストなのかは全く不明です。

また、縦置きVツインのためアクセルを開けると若干ですが右に揺れます。ですが走行中にそれを意識することはありません。
振動は大きめです。でも駐車している時だけです。
走れば気になる振動を感じることはありませんでした。以前試乗したV11シリーズの方が圧倒的に振動が大きかったですね。(排気量が圧倒的に違いますからww)

それから暖気については夏場でも1分程度、冬場は5分程度した方が良いと言われました。
今時5分もアイドリングしたままというのはどうかと思いますし、Moto Guzziはエンジンとミッションが別体ですから、長時間暖気しても走りだす際のシフトチェンジは固い訳で…
兎に角、寒くなる前にエンジンの慣らしを終えておいた方が良いと言うことでしょう。

【足回り】
やはりFサスが頼りない。
フォーク径は40mmもあるので強度的に問題がある訳ではありません。やはりFスプリングのバネレートやオイル粘度が低いところに問題があるのでしょう。
ですが、普通に流した走りでは特に問題はありません。ですがパニックブレーキ時に制動距離が延びる可能性は十分にあります。気になるようならハイパープロなどへの交換も視野に入れておくべきかもしれません。

また、シャフトドライブのためアクセルを開けるとリアが上がるはずなのですが、これまた特に感じられませんでした。攻める走りをすれば別なのでしょうが、普通に走る分には意識する必要はないのでしょう。

【ハンドリング】
フロントが100/90-18、リア130/80-17と現代の感覚からすれば非常に細いバイアスタイヤです。ですが、僅か40.1psのバイク、これで十分です。
この細いタイヤと短めのホイールベース(1,435mm)のお陰か、自然にスーッと曲がれます。
と言っても交差点レベルですが…
アップタイプのV7 Classicに試乗した時はフロントに若干の切れ込みを覚えたのですが、フロント荷重が大きめのCafeではそれは感じられませんでした。

それから所謂『矢のような直進安定性』はありません。
これはタイヤやフレームが“未だ未だ”な時代に長いホイールベース、大径Fホイール、重いフライホイールを積んだ縦置きV型エンジンのお陰で、同時代の車両よりも相対的に直進安定性が良かっただけだと思います。現代は特にタイヤとフレームの進化のお陰で最新SSの直進安定性は尋常でないものになっています。それと比較したらV7の直進安定性なんて…(笑)
別にフラついて困るとかことはありませんけどね(笑)

バイカーズステーション2010年12月号の試乗記によると、Fフォーク突き出しを18mm、リアサスプリロード 25mm(ネジ下から閉め込む)にすると良い結果が得られるそうです。

【その他】
全体的な質感ですが、105万円もするバイクだと思うとちょっとどうかな?とは思います。
ナンというか、端々の作りがやはり雑ですね。
アメリカでは$8,990≒72万円ですからね。それも当然です。
日本仕様にするためにコストが掛かっているとは言え、45%アップはねぇ~
V7 Racerは80万円程度($9,900)が120万円と50%アップ!
それでも福田モータースが取り扱っていた頃と比較すれば全然安くはなっていますが…

ナンヤカンヤ言っても、壊れずに走ればいいんです。
そしてその走りが愉快なものであれば尚イイんです!


にほんブログ村 バイクブログ モトグッツィへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿