2012年7月21日土曜日

望むもの


オートバイに乗り続けて20年以上経過しています。
乗り継いだ台数も10台以上、試乗したものも含めれば100台以上は乗っていると思います。

しかし、未だ理想のバイクには出会っていません。

どんなバイクがいよいのか?
年齢や経験、そしてバイクに乗る環境によって大きく違ってくると思いますが、現時点での理想のバイクは以下の様なものです。

  • ややクラシックなデザイン(長期間所有しても飽きない)
  • 比較的軽く小柄な車体
  • ポジションは軽い前傾で、両足でしっかりと大地を踏みしめられる程度のシート高
  • エンジンはパワーは潤沢でなくとも、一般公道で他車をリードできる程度の力量
  • 5時間程度休息なしで乗り続けても、楽しく且つ疲弊しないエンジン特性
  • そこそこ動くが、神経質過ぎない足回り
  • メンテナンスが容易且つ安価に済む

もう少し具体的に言うと、パワーが40~60ps程度、正立Fフォーク、Rサスは2本サス、少し細身のキャストホイール(出来れば18inch)を履いたオーソドックスなデザインで、且つ維持費が安いバイクが良いのです。(だから本物のクラシックはダメなんです)

W800、SR、CB1100、ボンネビル、V7クラシック、そして現愛車のGT1000と言った“ネオクラシック”が概ね当てはまります。ですが、どれもこれも『帯に短し、襷に長し』と言ったところなのです。
 ※H-Dの883、1200は該当しません。大きく重いですから。

長く乗り続けるためには乗り味がそれなりに楽しくないといけません。
国産車の多くはエンジンフィーリングがボクにマッチしません。
W800やCB1100、そしてボンネビルは『味気ない』のです。(ボンネビルは英国車だけど)

SRはなかなか良いのですが、パワーがやや足りません。チョットハードに改造すれば40~45ps程度なら持って行けるでしょうが、そうなると足回りも弄る必要がありますし、結局もう1台買える価格になってしまいます。そしてパワーを絞り出したエンジンはメンテナンスが面倒になります。

GT1000はデザインやエンジンフィーリングは気に入っているのですが、足回りのデザインが現代的すぎて興ざめなこと(倒立フォークや太いタイヤ)や、メンテ費用(タイミングベルト等専用消耗品の価格)等の維持費がやや高いことが若干ネックになっています。V7クラシックも同様なのではないでしょうか。

ボクの趣味は『オートバイに乗ること』ではなくて、『オートバイに乗って出かけること』なので気楽に乗れることが最優先です。
GT1000はDucatiの中では気楽に乗れる車種ですが、バイク全体からするとチョット面倒。

GT1000は来月下旬に車検を迎えますが、継続するかそれとも乗り換えるのか、現在思案中です。



【2012/8/22 16:41追記】
こんなサイトを見つけました。

TRIUMPH THRUXTON vs MOTO GUZZI V7 Cafe Classic ネオクラシック浪漫

トライアンフ スラクストンとモト・グッツィのV7 Cafe Classicの比較インプレです。
一般的なインプレ記事よりも様々なシチュエーションで試した上、動画も沢山です。
一見の価値あり。


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1 件のコメント:

  1. はじめまして、大阪でGT1000にのっているものです。
    とても楽しく読ませていただいております。
    理想のバイクの項目が私のポイントと物凄く似ていたので、思わず書き込みをしてしまいました。

    GTの足回りのハードさとエンジンのせかせかした感じは私も自分の理想よりも少しレーシーなんですネ^^。
    私はまったり乗りたいほうなので、街乗りでの低速のトルクのなさはフロントのスプロケを14丁に交換することで、
    40km2000回転からでも何とか踏ん張ってくれるようになりましたよ。やはりGTの軽さと廻せば凄い!感じは捨てがたいですネ。
    ボンネは360度クランクなのでビュイーンと回ってしまいますが、270度クランクのスクランブラー(キャブ車)はマフラーを変えることでナカナカの鼓動感(味)がでるようですよ。

    キャブ車のスクランブラーを街乗り仕様にタイヤを替えて、とかも御理想に近いかも、なんて勝手に思ったりしました。
    ちょっとしたコメントのつもりが長くなってしまいました。
    試乗日記含め、これからもGTとの日々楽しく読ませていただきます。
    それでは!

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